ヨーロッパの橋梁5
ドイツを流れるライン川には、両岸を国鉄路線が走っている。
広大な川とはいえ、対岸が見渡せない距離ではない。
しかし、渡し船の往来もあり、橋の数は少ない。
そのため、鉄道が両岸に必要となった。
フランクフルトとデュッセルドルフとの約一五〇キロの間では、マインツ、コブレンツ、ケルン付近にのみ鉄橋がある。
上流のフランスとの国境地域では、オッフェンブルクから国境駅ケールを経て、フランス側のストラスブールへと渡る路線のみが独仏両国を結ぶ唯一の幹線橋梁となっている。
ただし戦争の名残りなのか、橋は単線で、列車の運行には制限がある。